ブロマンスとは

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ブロマンスとは

少し前、天竜風雅さん(https://estar.jp/users/123704176)にドレッドノートは「ブロマンス小説」だと教えていただきまして。ブロマンス、はて。 皆さんはご存じです? 私はなんとなく聞いたことがある程度で、意味を理解してませんでした。で、調べました。ブロマンス特集の雑誌を取り寄せて読んでみたりして。目から鱗が100枚ほど落ちました。 男性同士の熱い友情、それがブロマンスである。 「Brother」と「Romance」を掛け合わせた造語で、現在英語圏では物語のジャンルとして確立してるそうです。 ロマンスは恋愛と取られがちですが、意味が他にもあります。 【goo辞書より抜粋】 空想的、冒険的、伝奇的な要素の強い物語。特に中世ヨーロッパの、恋愛・武勇などを扱った物語を指す。ロマン。 元来は、ラテン語の俗化したロマンス語で書かれた物語の意。 レキミハの友情物語として書き始めたドレッドノート。 ジャンル的にブロマンスがぴったりฅ(º ロ º ฅ)ファー 自分が書いてるものがなんなのか、連載開始時からずっとモヤモヤしてたのです。ファンタジー、恋愛、青春、ヒューマンドラマ、BL、ミステリー、SF…エブが用意してるジャンルがいまいちしっくりこなくて。 1年半以上経って、ようやく答えが出ました。私は仲の良い男子同士が戯れ、笑い、苦しんでる様を書きたいのだと。笑 男性同士の…というと、BLと混同されがちなのですが、違うんですね。 BL(ビーエル):恋愛(性的接触含む) BR(ブロマンス):友情(性的接触含まず) とはいえ、BRの先に、BL的なものが存在してもいいし、作者が明示してない物語の余白をどう想像(妄想)するかは、読者の自由なのです。私的にはどんどん妄想してもらえたら有り難き幸せ(。-∀-) ニヒ。 この自由度こそがブロマンスの面白さかと思います。 手を取り合って、切磋琢磨し、ある高みを目指す。密で熱い絆こそがブロマンス。1対1のバディものに限らず、甲子園を目指す球児たちとか、チーム丸ごとでも成立するのです。年齢は関係ありません(老若男男に限る)。 最近久しぶりに見返したので例を挙げますと、AKIRAもじゃないでしょうか。金田くんと鉄雄。とりあえずあの2人もブロマンスな仲(鉄雄の劣等感多め)かと。ヱヴァのシンジ×カヲルもかな? 探せばいろんな作品にブロマンスが潜んでいそうですね(* ´艸`) 先日、1章からドレッドノートを読み返した時、ぺコメも拝読しました。皆さんたくさんのペコメをありがとうございます。いつも一緒に泣き笑いしています。 1ページ目に、「過度な友情に萌えを感じます」というぺコメをいただいたんですね。そうそう、まさに。 『過度な友情』、これこそがドレッドノートの神髄です。笑 レキミハだけでなく、ミハとカイ、カイとアニエスの関係性もそうですね。親子でも、兄弟でも、ライバルでも、仲が良ければ成立する。でも「熱い何か」がなければただのお友達、家族、同僚です。 レキの場合、ミハに対する思いは、友情だけでなく父性も混ざってて。天涯孤独なミハを自分が守る、といった使命感。でも強制ではなく自発的なもの。 ぐずぐずのミハを前に、レキは本当に忍耐強いと思います。父性がなければとうに投げ出してるかも( ¯•ω•¯ ) そんなわけで、完結までわずかですが、私の趣味全開の、「過度な友情物語」にしばし萌え萌えしていただけましたら幸いです(男性の読者様は萌えないかも) 作品を見直すきっかけをくださった天竜さんに、御礼申し上げます(*´˘`*)
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