1枚の忘れもの

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1枚の忘れもの

空の下 草の上 その真ん中に立っても、私は主役になんかなれない ずっとそうだった その枠の中に入れたとしても、よくて、端っこで見切れるくらい 私なんて、そんなもんだ もう期待すら、してなかった でも、やっとみつけたんだ 遠く向こうに、光るもの ずっと待つばかりだったから、 突っ立って見送るばかりだったから、 今度は自分から動かなくちゃ、 いつか胸をはって、帰りたい場所に帰れるように あ、誰かが呼んでる じゃあ、もういくね
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