文化祭

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「だって、推しの声優様とかに会えるかもしれないじゃん!」 目をキラキラさせている姿はそこら辺の女の子よりもかわいい。 だが、こいつは男だ。 「それに、アフレコ現場を見れるなんて・・・」 すでに自分だけの世界へ飛び立ってしまった茉弥。 俺は、しばらく関わらない方がいいと知っているため自分の推しを見る。 「ええっ!またゲームオーバーになっちゃった」 「ひなたは焦らずにゆっくりやったらできるからね」 あああああああああああああああああああ! 翔とイチャイチャしているから、全然癒しにならない! 視界に翔が映らなければ、いい感じなのに! 1時間後、シフトから解放された兄は突然、ひなたに抱きつくという奇行をしたのだった。
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