カラス

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カラス

カラスの頭の良さは時々科学雑誌などで取り上げられて話題になる。 人間の3才児位の知能があるとカラスが道具を使って木の実を割る映像や街中の電車の切符を買うシーンが時々メディアで扱われる。 そんなに頭が良いのかとゴミ収集の周りで車を避けながらゴミ袋を啄く黒いカラスをしげしげと見てしまう。 家庭菜園をやっている時、何時も畑の脇の背の高い杉の木から私の様子を窺うカラスと少し知恵比べをしてみたが私の仕掛けたワナには見向きもせず熟したトマトを食べられてしまつた、どの位の知恵があるのか正確には分からないが釣具屋で買ってきたテグスをトマトと胡瓜の間に張り巡らしたが翼の羽を数本残して2,3個のトマトを突っつかれてしまった。 立体的に見えない様に張ったテグスをくぐって食べた所を見ると立体的な認識をする能力位はあるらしい。 私がアパートから家庭菜園に着いた時には何時も杉の木の上で風に煽られながらこちらを見ている、 カラスなど穀物を狙う生き物達と人間の知恵比べはどの位昔から続いているのだろう、人の力だけで作物を生産していると勘違いしている人間から森の生き物達はそんな事はないと山に餌が無くなればは麓の畑に腹を満たす為にやってくる。こめや野菜を作り始めた何千年も昔から続いているのだろうと思う。鳥の害が大変だった西日本では矛の遺跡が多く出土し、虫や猪に苦しんだみずの綺麗な近畿圏では銅鐸が出土するのもやっぱり雀やカラスや虫との知恵比べの跡ではないかと色々推理して私は楽しんでいる
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