テレキネシス

1/1
前へ
/24ページ
次へ

テレキネシス

念力、この能力はテレパシーといつも対にされる能力ですが本物はなかなか現れません、 時折現れる気功の達人は念力ではなく感化力、テレパシーの様な作用で弟子を操っているようです、 この能力はテレビで科学的に扱うのが大変難しい能力です、 珠にそれらしい人物が出てくるのですがそっと口を細めて息を吹き掛けたりして演出している方が殆どです、このジャンルで成功したのは今ではマジシャンが簡単にやってのける スプーン曲げ、最初にやってのけたユリゲラーは大金持ちになったそうです、彼は透視能力と投資能力のトリプルの力を発揮して昭和70年代を駆け抜けて行った人物です、 日本では極普通の関口少年が科学実験対象にされ嘘つき呼ばわりされ消えて行きました、大変可哀想な扱いでした、 スプーン曲げが誰でもかできる能力となった今ではまだ本物は出ていないと言う事でしょう! 遠隔力と呼べば良いのか念動力と呼べば良いのか判断に迷う所です、離れた所に力を作用させるには何があるのか、5メーターも離れれば息は使えない、糸やワイヤーって手もあるがどうすればいいのだろうか? 次元が折り畳まれていると説明すれば少し科学的かもしれません、 紐理論と言う拠り所があるからです、 すぐ隣に遠くがあると言う訳です、 良く次元の説明に使われるのが二次元と三次元、人類がどうにか認識できるからです、 二次元のアリに頭上から息を吹き掛けたらどうでしょう、アリは二次元しか認識出来ません、三次元から接触しても幽霊か霊力かはたまた念力か訳が訳らない訳です、 アリのボスが気のせいだと説明しても働きアリは納得しません、先祖の祟りじゃと言えば 二次元のありにも納得して貰えるのかもしれません、私達が見る事ができる世界は三次元 なんとか想像して理解できるのが四次元までです、 五次元と言われてしまうと想像すら出来ません、 想像は出来ませんが物理学てはあり得る世界なのです、 あるのかないのか超能力!!!!  ある町の地元の人に人気の中華料理店、 超能力が世間で流行した時、この町にも その余波がやって来ました、それはこの中華料理店から始まりました、  ある高校生が超能力に目覚めたのです、 普段おとなしい普通の高校生視習君は、 急に積極的になったのです、 何となく毎日を過ごしていた初目医君は ホームセンターの食器売り場に行って大量のスプーンを買って来ました、 「僕にもできるかも知れない・・」 学校から家に帰って来ると勉強机の中から スプーンを取り出して毎日スプーンを 「曲がれ曲がれ・・」と念じるのです、 スプーンに日本語が通じるのかは少し疑問点もあるのてすが毎日「曲がれ曲がれ・」と念じているのです、もうやり初めて3日が立ちました、 「いきなりスプーンなんてできる訳がないよな!」 「庚申もう少し勉強したら・・」 食事中もスプーンを離さない息子の行動に心配になったお母さんは思わず注意してしまいました、 良く考えてみたらステンレスでできた頑丈なスプーンに普通の日本語で叫んでも曲がるはずかないのは当然かも知れない、 何か強力な呪文なら少し位曲がるかも知れない、 庚申君はお婆さんの仏壇に線香をあげてリンを鳴らして手を合わした後お経本を取り出した、 お経にはお婆さんが良く読む般若心技経に光明心経が書いてあるが意味がわかるない ステンレスのスプーンを線香に当てて額の前に持って庚申君は般若心経を唱え始めた、 お経の内容は有り難みが感じられただ曲がれと言うより効き目はありそうな気がした、 お婆さんは孫が信心深くなったと勘違いして 「まあ、感心感心・」と喜んでいる、 「庚申、座布団を使わないと足が痺れるわよ、」 仏様ではなくスプーンにお経をあげている庚申君はお婆さんに申し訳なく途中で止めてしまいました、 ホームセンターで大量に買ってしまったスプーンは一向に減りません、 「もっと科学的に迫ろう・・」 テレビをつけると関口少年が科学者の立ち会いのもとで曲げたスプーンの物理量を測定している、物理量の変化があれば何かの力が発生しているかも知れないと言う事らしい、 関口君側もガード固めてテレビに出演していてテレビカメラの撮影を精神が集中出来ないからと拒否してきたのだ、引くに引けない関口一族、お父さんがテレビ局かるお金をもらっているんじゃないかなど無責任な噂までたち始めたのだ、 超能力でスプーンを曲げたたら物理量が変わるはずと思った科学者も今からみたらどうかと思うが庚申君は関口君が失敗したら僕にも声がかかるかもと更にスプーン曲げに熱中して行ったのでした、日本中に超能力者が現れたこの事件は社会現象になってしまったのです、 この超能力ブームの後は超能力はマジックの亜流として視聴者には認識されていくようになったのでした、
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加