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ふかふかの手が向かった先は胸。優しく揉まれ、だんだんと強くなっていく。 「ひひゃっ……」 そんな声が出た時、手が離れていく。 「一応説明しておく。普通ならもうお前は胃の中だ。でも、えっ…ええとー……あ!あれだ!俺の奴隷にする為に生かしている。えー…俺の命令は絶対だ。裏切ればお前を食うぞ」 今の話で良く分かった。彼は恋をしている。それも、私に。 「はい。私は貴方のものです。ご自由にして下さい」 彼の顔は赤みが増していき、恥ずかしそうだが嬉しそうでもあった。 彼は私から降りて、メイド服を渡して来た。 「それを着ろ」 着ていくと気になる事があった。 「あ、あのぉ。下着……無いんですけど…」 「奴隷に下着などいらん」 あ、駄目だ此の人。エロ系が好きな奴だ。「私は貴方のものです」なんて言わなければ良かった。 私の頭に『後悔』と言う文字が横切る。 仕方が無く下着は着なかった。スーっと風が抜けるのが新鮮な気持ちにさせてくれる。 でも、もう戻れない。ここに人間は居ないから大丈夫。 私は心に言い付ける。 「付いて来い」 「はい。ご主人様」
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