2019.12.10

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 今小説は、またしても花村萬月『二進法の犬』を読んでいます。  なんでこの私がヤクザものばかり読んでいるんだろう。でも、面白いので仕方ない。  ただ、この力のある作家、性と暴力と極道を外したごくフツーの小説でも読ませると思うんだけど、それは書く気が起きないんだろうか。まだ数冊読んだくらいだが、この作家のフツーの小説を読んでみたいと思ってしまう。  最近よく読んでいた中村文則もそうなのだが、設定とテイストが皆似通っているんだよね。そう考えると、太宰や芥川はずいぶんいろんなテイストのものを多作したものだ。やっぱり天才なんじゃないかと思う。  さて、関係ないけど、自分の次回作はどんなものにしようかな。  なるべくジャンルとテイストの違うものを書きたいと思ってるんだけど。  そうそう、私の好きなイエローモンキーもしくは吉井和哉みたいにね、全然違うのに、なぜか一貫したものがあって「らしさ」とか「世界観」のあるものがいいね。  温めている題材やアイディアはいくつかあるけれど、どれもまだその時期じゃないんです。  私の場合、奇を衒っても結局テーマ性はさほど変わらないだろうな。  「再生」、これが通奏低音のテーマなんです。  私の場合、家族や身近なものを題材にしたものは多分無理。  一つ、描いてみたいのは、大正時代、とくに関東大震災前後を舞台にした人間諸相を描きたいんですけどね。これはかなり研究が必要ですね。  それから、書き出しもきまって、物語の筋まで大まかに決まっているものもある。これは己の筆力の限界までの挑戦。これも今すぐは無理だな。「あなたのお父様を殺したのは私です」から始まる、愛に生きた女性の独白体。うん、これは難しいぞ。  そして、イラストコンテストに出した、『サラン(愛)』の長編化構想。これも研究が必要だな。  まあ、書きたいものがあるのはいいことですね。時間と精神的余裕が欲しいです。でも、いつか書きます。
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