3#やられてやられる雑魚オーク

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 「ん?」  何処かの異世界にたどり着いたイノシシのブンブーは、身体中の違和感に戸惑った。  「何で俺は二本足立ちなんだ?  で、何?この甲冑は?  この俺が槍を持ってる?武器?!」    ぶわっ!!  「?!」  イノシシのブンブーの目の前に、いきなり剣を持った勇者が立ちはだかってきた。  「モンスターめ!!覚悟!!」  「ちょ・・・ちょっと・・・ぷぎっ!!」  どばっ!!  勇者の剣は、イノシシのブンブーに振りかざされ真っ二つに切り裂いた。  「ぷぎぃーーーーー!!」  ぼん!!!!  その瞬間、イノシシのブンブーはこの異世界から消えた。  ・・・くっ・・・何でいきなり・・・  ・・・で、何なんだよいったい・・・  「ん?!また?!」  イノシシのブンブーは、また同じ異世界に今さっきと同じ甲冑姿で現れた。  「な、何これ?!」  「やあ、君を『オーク』だね。」  隣のブンブーと同じ格好ののオークが、困惑するブンブーに話しかけてきた。  「『オーク』って・・・?!うわっ!!またあいつが来た!!今度は二人も!!」  「モンスターめ!!覚悟!!」  「えいっ!!」    ぴろぴろぴろぴろぴろぴろぴろ!!  ・・・何この音・・・?  「ぷぎぃーー!!」  「えっ!!話しかけてきた奴がやられ・・・ぷぎぃぃぃーーーー!!」  勇者と共にやって来た賢者が放った魔法で、2匹のオークは一瞬にしてやられてしまった。  ・・・まさか・・・あいつも・・・俺のように・・・?!   「げぇっ!!またかよ!!」  またブンブーは、同じような異世界に現れた。  ぶおん!!  じゃきーーーん!!  ぐさっ!!  「ぷぎぃーーーーー!!今度は勇者に瞬殺されたぁーーー!!」  「あっ!!また・・・」  ぐさっ!!  「ぷぎぃーーーー!!」  ・・・またかよ・・・!!  「また来てしまった・・・」  ぐさっ!!  「ぷぎぃーーーー!!」  「またかよ!!」  ぐさっ!!  「ぷぎぃーーーーー!!」  「またかよ!!」ぐさっ!!「ぷぎぃーーーー!!」「またかよ!!」ぐさっ!!「ぷぎぃーーーー!!」「またかよ!!」ぐさっ!!「ぷぎぃーーーー!!」「またかよ!!」ぐさっ!!「ぷぎぃーーーー!!」「またかよ!!」ぐさっ!!「ぷぎぃーーーー!!」「またかよ!!」ぐさっ!!「ぷぎぃーーーー!!」「またかよ!!」ぐさっ!!「ぷぎぃーーーー!!」「またかよ!!」ぐさっ!!「ぷぎぃーーーー!!」「またかよ!!」ぐさっ!!「ぷぎぃーーーー!!」「またかよ!!」ぐさっ!!「ぷぎぃーーーー!!」「またかよ!!」ぐさっ!!「ぷぎぃーーーー!!」「またかよ!!」ぐさっ!!「ぷぎぃーーーー!!」  正に、無間地獄だった。  生き返っても、生き返っても、生き返っても、生き返っても・・・  目の前に勇者と賢者と魔法使いといった、討伐パーティが待ち構えており、『オーク』になったイノシシのブンブーと他の仲間・・・隣に何時も現れる自らと同じ『オーク』・・・もろとも瞬殺して来た。  ・・・にしても気になる・・・  ・・・俺の隣の俺と同じ『オーク』・・・  01001010101010101101001010101010100100101010101010110100101010101010010010101010101011010010101010101001001010101010101101001010101010100100101010101010110100101010101010
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