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第三章 隠された存在
「裕翔、浬、雑誌取材のオファーが来たぞ」
「え、本当?! なんて雑誌?」
「Ani-Love」
「アニラヴ……訊いたことないな」
「えぇー浬、知らないの? アニラヴって有名なアニメ雑誌じゃん」
「アニメ? ……なんでそんな雑誌の取材が」
「おまえらみたいなBL臭漂うアイドルは一部の属性に受けるからだ」
「BL臭って……属性って」
「確かに。宣伝の方向性は間違っていないかもね」
「歌也さん?」
夕食時の父たちの会話に思わず割って入ってしまった。
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