42人が本棚に入れています
本棚に追加
/397ページ
シュンさんはそう言ってまた下を向いてしまう。
俺はシュンさんに語りかける。
「シュンさん、俺はシュンさんと友達になりたいです。好きなアニメの趣味も合いますし。俺もあのアニメヒロイン好きなんですよ。もっと詳しい話聞かせて下さい」
「……ありがとう。自分の為に色々やってくれているのは分っているんです。何か、今日は色々あって頭が一杯です。改めてみんなありがとう。何だか明日からもやっていけそうだよ」
シュンさんの双眸にはほのかな灯りが宿っている。
「まあ、何だ、ケーキでも食おうぜ!」
スザクさんがフォークを一回ししてケーキを口に運ぶ。
周りから笑いがもれる。
シュンさんもくすりと口角を上げている。
いいじゃないか。
最初のコメントを投稿しよう!