プロローグ

1/1
前へ
/397ページ
次へ

プロローグ

 朝、目が覚めると涙を流している時がある。  男の俺がなんと女々しいことか。  見た夢はおぼろげだが、俺の好きだった子が悲しげな表情で見つめているのだ。  その子は俺が好きだった当時の高校生の姿。  俺は今も、19歳になった今も、この子の事が好きだった。
/397ページ

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加