例の二人がやって来ました

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例の二人がやって来ました

先日世界中にとあることが通達された 火帝、水帝、風帝、土帝、そして総帝 五つであった帝にもう一つ加わることとなった  その名は、勇帝 ハローエブリワン! Sランク任務をバンバン受けまくってる玲邦ちゃんだぞ! 何か帝がもう一つ出来たんだってねー? いやー、これはもうあれでしょ 召喚されちゃったでしょ そして先ほど先生から編入生が三人くるという話があった うん、来たわ しかもなんと明日は使い魔召喚と魔武器作成の実習がある タイミングいいね あれ?三人? 「じゃあそこの三人入れ」 二人が入ってくる うん、黙っていれば目の保養だ でも同じ寮の人皆美人だしジャック君や赤頭もイケメンだしエルだって黙っていればそこそこ整っている つまり私はイケメン耐性が若干出来てしまった 若干だから、あの王子様と面と向かって話すとか無理だから だから周囲の盛り上がりにちょっと引いてた アレン君は耳栓して寝ていた すげーな 「俺は亮·露木。よろしくな」 「普通だな」 「うん、普通だ」 「普通」 仕方ない、せめて他のクラスにでも行けばモテただろうに 特待生でもなく顔もそれなりだと周囲からの評価は普通になるんだよ 「あ、あの、サラ·露木でしゅ!あっ…」 「可愛い!」 「これは、天然記念物のか弱く可愛い女子じゃないか!」 「サラちゃんか…ふへへへへ」 何故このクラスには変態が多いのだろうか 普段は普通の人なのに 他のクラスはきっともっと平和なのに 「優夜·一ノ瀬です!よろしくお願いします!」 「イケメンじゃ!」 「腐腐腐腐腐」 「ヤらないか?」 一応皆にあわせてキャーとか言ってみる くっそ声低いけど クラリッサの方を見ると、露木サラの方を見て笑っていた これは、うん いじめフラグがたったな うんうん、自分から問題を作るな
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