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「苺、甘くて美味しい~。」
「このチョコはじめて食べたけど、甘過ぎなくていいね♪」
「パイナップル味なの、このゼリー?凄く美味しい~♪」
と、見事なコメントを口にした南さん。(汗)
たちまち一年生ズの心を掴んだのは言うまでもなく…。
「いつもいろいろとありがとう♪これからも、しーちゃんをサポートしてあげてね。」
「「「はい!」」」
「あとこれ、クッキー焼いて来たから…。」
「「「ありがとうございます♪」」」
と、普通なら嫌味にも聞こえる台詞を平気で言ってのけ、しかも小分けしてあった手作りクッキーをみんなに配った南。
こうして、出来た恋人ぶりをアピールしたのだった。
「南ちゃんスゲーな。」
『ね…?明日香もそう思う?』
「うん…。」
『わたしのどこがいいんだろう?』
「さあ…?」
『だよね。』
明日香と二人、まるで他人事のように、南と一年生ズのやり取りを、暫くボーッと見ていた。
「しーちゃんも、みんなからの…食べなよ♪」
『うん、貰おうかな?みんな、ありがとう♪』
「「「はい!」」」
“南って、陸上部員だったっけ??(汗)”
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