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「次は、リレーだよね?」
楽しい(?)お弁当の時間も終わり、そろそろ次の種目、リレーのアップに入る時間だ。
『うん。そろそろアップ始めるよ。』
「分かった…。じゃあ、向こう行ってるね。」
『別にテントにいればいいのに…。』
「みんなそれぞれ出る種目があるだろうし、応援もサポートもあるでしょ?邪魔したくないから…。」
「リレー、応援してるね♪」
『うん。』
南は、自分のリュックを背負うと、笑顔でテントを出て行った。
「本当にあの子は中二なのかね?どんだけ大人なんだよ…。」
やり取りを聞いていた明日香が、肩に手を置く。
『本当に…。だから余計に思うんだよ、何で自分なんだろう?…って。』
「なるほど…。」
「でもわたしは、お似合いだと思うよ、忍たち。」
『えー!マジで…?』
「マジで。だって、忍といる時の南ちゃん、本当に楽しそうだから。」
『そう…かな?』
「うん。」
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