誕生日

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「しーちゃんのバーカ…。誕生日プレゼントに告白とか、格好良過ぎだからね。」 南の瞳が少しだけ濡れていた。 わたしは、南のウエストに回した腕に力を入れ、抱き寄せた。 「えっ?しーちゃん…?」 『いつもありがとう、南…。これからもよろしくね。』 南の後ろ髪にキスを落とす。 「しーちゃん大好き♪わたしの方こそ、これからもよろしくね。」 南は言い終わると、わたしの左頬にキスをした。 「隙あり~!」 いたずらっ子のように笑う南。 “可愛いな、コノヤロー。” 『じゃあ、わたしも…。』 「えっ…?」 南の右耳にキス。 そして、耳へのキスで真っ赤な顔で固まっている隙に、今度は唇に軽くキスをした。 「ちょ…もう、何!しーちゃん…。」 『ちょっとは成長したでしょ、わたし?』 「うん。」 『お誕生日おめでとう、南。』 「ありがとう、しーちゃん♪」 “今回の自分は、うーん…75点位かな? 一応、今出来る精一杯はやったつもりだけど…。(汗) 南、来年はもっと頑張るから、楽しみにしててね。”
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