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休憩――
ナムゲルは機体を降り、陣幕に入る。
絨毯に足を投げ出して座り、座卓に置かれた薬罐から手元の碗へと茶を注ぐ。
そこに、リストールの点検を終えたダジーが陣幕へと入ってきた。腰を下ろす場所がナムゲルのやや後方であるのは、彼なりの遠慮なのだろう。
「すみません……自分が、手早く機関を動かしていれば……」
項垂れ、謝罪の言葉を呟くダジーに対し、ナムゲルは向き直ることなく、他者の訓練に目を向けている。
丁度、機体を専用バイソールに乗り換えたイバンがモミジブライを相手に手合わせを始めるところであった。
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