序章 : 声

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序章 : 声

声が聞こえる。 暖かそうな家族のような。夢?...なのか黒いモヤの中に人影のようなものが見える。 その人影を見ていると不思議と安心感がわいて身体中が温かくなる。 と!そのとき!! 金属どうしが激しくぶつかり合う激しい音で私は目を覚ました! 目を覚ますと私はものすごい勢いでオレンジ色の空から落下していた。 地面まではそう遠くない、私は空中で慌ててどうにかできないかとか考えた。 しかし、いい案が思いつかない。どうにか、どうにかしなければ。 そのとき脳内に声が響く。 「高所から飛び降りるときは足から着地する方が頭部への被害が少なくなりますよ。試してみては?」 なんだ!?この声は、よくわからないが私はその謎の声に従い少しでも希望があるならと空中で体をくねらせ足から着地してみることにした。 地面に近くほどに地面の状況がわかる。地面は灰色、大量の鉄?なのか?そして私は地面に落下した。
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