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「まぁまぁそう怒らず」
「会話だけ分かるように出来ますけど」
え?出来るの?
『それでお願いします‼』
「楽しかったが仕方ないですね...」
声は相手に聞こえないぐらいにそういった。
まあ聞こえているがな(小声)
「はい完了!会話だけ聞こえるようにしましたよ」
私は安心して息をはいた。
「あっ話がそれてしまいましたね。私はあなたを助けるため声をかけたんでした」
『そうなのか?どうしたら助かる?』
声は私が動けるようになるために何かを調べながら話し出した。
「本当ですよ。ちょっと待ってください...なるほど...ほうほう、わかりました。まずはっと...よし!これであなたの右腕は多少動くはずです。試しに動かしてみてください」
まだ体には何もしていないのに何言ってんだと疑問をいだきつつも半信半疑で動かしてみることにした。
なんと右腕が動いた!すっ凄い!!わたしは驚いて声に聞いてみた。
『え!?なにしたのこれすごいな、なんかのマジックか?』
私の質問に声は少し誇らしげにこう言う。
「そうでしょう、そうでしょう右腕に損害が少なかったので右腕をなおせました。もっと褒め称えていいですよ。」
私は声のウザさを軽く無視してさっぱり言葉の意味が分からなかったので聞いてみた。
『じゃあ、あんたはどことも分からない所から俺を治療できるのか』
そう言うと声は説明する。
「あ...ええ、治療とは違って腕のリミッターをオーバーロードしてそこから神経回路をジャックインからのって、まあ、あなたには理解できませんよ。それよりも次は左腕を治しましょうか」
?オーバーがインで神経が?
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