序章 : 声

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私は今、声が言った言葉をもう一度、声に恐る恐る確認することにした。 『あっ..あのー今なんとおっしゃいましたか?』 そうすると声はおちついた態度で答えた。 「だから手が千切れてもくっ付ければ治るほどの自然治癒能力があるので手を放してみてください」 おめーwwwんなわけあるかよーwwと私は信じられず冗談だろうと思いながら 傷口をふさいでいる手をそっと放してみた。 すると左手の傷口が何事もなかったかのようにきれいにふさがっていて私は無言で目を皿のように見開き口を大きく開け驚き、叫んだ。 「ほげーーーー!!」 「折れた骨もくっ付ければ治りますよ」 「ほげーーーーー!!!」 私は驚いた顔のまま右手で折れた骨をくっつけてみた。 なんと骨折も20秒くらいであっと言うとまに治った。そのあとも身体中の傷を治療した。もう驚きの連続で私は何度も叫んだ。 そして最後の傷を治した。 「立てますか?」 声が心配するように言った。 『なんとか...おおっと!あぶねぇー』 私は声にこたえよろけながらもなんとか立ち上がって息をはき感謝をのべた。 『ふー助かった。ありがとー...えーと』 名前を言おうとしたが私はまだ声の名前を聞いてなかったため会話が詰まった。 「私の名前はBSN piko B ですよ」 私の気持ちを察して声は自分の名前をいってきた。私はよく聞き取れなかったのでもう一度確認した。 『ん?何だって?』 すると声はゆっくり、はっきり、大きな声でもう一度名乗った 「B、S、N p、i、k、o Bでぇすぅ。ボイスシステムナレーションaiプログラムネームプロトなんたらかんたら」 私は名前が長いし中二病だったので名前をいいやすくする提案を言った。 『んーちょっと長いし中二病すごいからやくしていい?』 声は名前の案をだしてきた 「はい、いいですよ。じゃあスーパープリティ☆で」 ......... 『』 『はっ!ああじゃあ、やくしてピコでいいか?』 私は声にそう提案したすると声は低いテンションで答えた。 「は...はい......それで...お願いします。」 私はピコが悲しそうなのでさっきのネタをほめた。 『あは、さっ...さっきのギャグ凄く面白かったぞ元気だせって』 「ありがとうございます.......ギャグじゃないのに・・・うぅ」
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