音色
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差し伸べた指の隙間を夜風が通り抜ける。 指の間から覗く星空は高い。 どこまでも。 「届かないよ……高すぎ……」
和音
(
あいね
)
の頬に一筋、星が流れた。 星達の歌は今日も優しく響く。 澄んだ音色が問いかける。
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