13人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
年が明けた天文十七年二月婚礼の式が執り行われた。
信長、帰蝶と若い二人だった。
マムシの娘だけあって勝ち気な帰蝶だが、優しい心の持ち主でもある。
そんな、帰蝶を信長は気に入り濃と呼ぶ様になっていた。
婚礼の晩、信長と濃姫はそっと宴をぬけ二人で夜空を見ていた。
濃姫「綺麗な夜空で御座いますね」
信長「そうだな、酌を」
濃姫「はい、信長様」
そんな、二人を見ていた政秀は(これでやっと落ち着いてくださる)と思い家中の者達と酒を酌み交わしていた。
また、信秀も政秀と同じ思いであった。
最初のコメントを投稿しよう!