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第一部《弐》
それから10年経ちすくすくと元気に育ち、家臣達を困らせている吉法師でありました。
吉 「嫌だ!」
政秀「お降りください!危のうございます」
吉 「お前も登ってみろ、綺麗だぞ!」
政秀「私めには出来ませぬ。」
吉 「ギャハハ、お前弱虫だなー」
その頃、吉法師には3歳下の勘十郎が出来ておりました。
吉 「勘十郎!川へ水遊び行くぞ!」
勘 「兄様!待ってくだされ!」
吉 「遅いぞ勘十郎!早よこい!」
兄弟は仲良く川へ向かい。
吉 「水遊びは楽しいな!勘十郎!」
勘 「はい、兄様楽しゅう御座います。」
兄弟楽しく遊んでいると…守役の二人が慌てて駆けつけてきました。
政秀 勝家「「吉法師様(勘十郎様)何をしてるのでございますか!」」
「「危なきゆえ!今すぐに上がってくだ
され」」
吉 「勘十郎しかたない、帰るか。」
勘 「兄様、分かりました。」
政秀「ヤレヤレ、困った若様達だ。」
勝家「困ったものよ。」
そんな二人は仲良く成長していきました。
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