第一部《参》

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第一部《参》

それから二年が経ち、吉法師は元服を迎える事となりました。 《元服の儀当日》 御前「信長はまだか?政秀」      「勘十郎もおらぬでわないか。」 政秀「さあ、それが信長様と勘十郎様は居    りましたが…」 ドドンガドン!! カッカッカッ!! 政秀「信長様そこで何をなさっておいでです    」 勘 「兄様元服の儀はどうなさるのですか    ?」         信長「フッ、そんなものどうでもよいわ!!町の民達が俺の元服の儀を開いてお るのじゃ!祭りじゃ!祭りに参加する のが当然であろう!」   「勘十郎!お主も太鼓を叩いて祝いしろ 祭りじゃ祭りじゃ!」 勘 「はい!兄様分かりました!お祝いの太 鼓叩いてみせます!」 政秀「…というような状態でありまして…」 土田「まあ、何て事を…困りましたね、殿ど うなさいますか?」 信秀「わっはっは、何とも愉快じゃな!あや つらしいわ!!」 土田「こんなに馬鹿にされたのは、初めてで  御座います!」
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