第1話 "人と妖怪"

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アヤカはふと店内を見渡してみた。 …改めて見ると、本当に素敵なところだな…。 来るときに見たが、店内だけでなく外にも花壇が沢山あり、青や水色、薄紫などの花が咲き乱れていた。窓の外にも、芽吹いたばかりの若葉が、午後の優しい日光に照らされて、黄緑色に輝きながら、窓辺を照らしている。 カフェオレの甘くて香ばしい匂いが漂ってきた。 「どうぞ。店の看板メニューのカフェオレです。通常の店のものより甘めに作ってあるので、お口に合うといいのですが…。」 そう言われて1口飲んでみる。 「「_美味しい!!」」 思わずはもってしまった。 「…っはは!!そうですか。それは良かったです。」 「あのっあなたがこのお店の店長さんですか?」 気になったのでちょっと聞いてみた。
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