解説8 魔物の正体には 時に不思議で奇怪で俄かに信じがたいものもありましたが それを追い払うと格段に身体は楽になりました

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解説8 魔物の正体には 時に不思議で奇怪で俄かに信じがたいものもありましたが それを追い払うと格段に身体は楽になりました

 波動治療を受けていた時は、もう数え切れない程不思議な体験をすることになりました。家の中にあるエネルギーの低いものが次々と私の身体に悪影響を及ぼしている、ということを先生が発見してくださるので、その都度対処することが必要になりました。私には兄がいて、釣り好きなので小さい頃から海や川に行って綺麗な石や貝殻などを拾っては家の中に沢山沢山、飾ったりしていました。先生は私の状態を波動で見ると現在の状態、何に影響を受けているかということを一生懸命に探し出してくださいました。私や付き添ってくれていた母に「簡単に家の間取りを紙に書いてみて」と言って手に持ったセンサー(針金の先だけ螺旋状に巻かれた棒状のもの)でその図の上を辿っていきます。そうするとエネルギーの悪い物の上に来た時にセンサーがぐるぐると回り出すのです。それで「ここは何?何がある?」と聞かれるので家の中を思い出しながら「えーとそこは兄が釣りに行った時に持ち帰った石がいっぱいありますね」とか思案しながら答えます。すると「石にも心というかエネルギーがあるから、あまり無闇に家の中に持ち込まない方がいい、今〇ちゃんには邪気になってしまっているから元あった所へ返してくるといい」と忠告を受けました。「えー!!石や貝殻に悪いエネルギーがあるの?!」と直ぐには信じられませんでしたが、特に大切なものでもないので手放すのは簡単です。私と母は家に帰る車の中で「何年も掛けて色々な場所から取ってきたものだし、全部元の場所へ戻すのは無理じゃないかな」と話していました。兄は「石の所為で具合が悪くなる訳がないじゃないか、馬鹿げてる」などと言うこともなく、そんな可能性があるのなら直ぐに捨ててくるよ、と沢山の石や貝殻などを海や川へ戻して来てくれました。エネルギーの事を理解してくれたわけではないのかもしれませんが、妹が日々余りにも苦しんでいる様子を見ているので少しでも楽になるのなら、という気持ちで行ってくれたのかもしれません。全てを完全に元の場所にというのは不可能でしたが自然に返したので恐らく大丈夫なのでしょう。  ある時は玄関を通る度に何かのエネルギーを足に受けているよと言われたことがあり、皆で何だろう何だろうと不審に思って探したことがあったのですが、どうやらそれも兄がどこからか拾ってきた直径20㎝位の石が犯人でした。その表面には何か、仏像のような模様が浮き上がっていて、兄は縁起がいいと思ったのか分かりませんが玄関の外に置いておいたのです。私はその頃寝ていて両足が良く痙攣していました。何の所為か分からなかったのですがそういった不調の原因を先生が次々と見つけていくので本当にびっくりの連続で、家族で先生や治療について本当に凄いね!と話していました。そしてそういった出来事から数日すると私は不思議に身体が楽になっているのを感じました。    私はこういう時に心底家族が素直な人々で良かったと思いました。父は殆ど物欲がないような人なので何かを収集するという趣味も持っていません。もし、古い刀などを集めるのが好きで、家の中に戦国時代などに使われた名刀なんかが沢山在って、先生に手放した方がいいと言われても「そんな訳ない、これは大事な宝物なんだ、絶対手放さないぞ!」と頑固に言われてしまった日にはもっともっと病状は重く改善しなかっただろうし、悪くすれば命を失っていたかもしれないなと思います。  タンスの中や写真の束を簡単に写真に撮ってきてごらん、と言われたこともありました。エネルギーは共鳴するので著しく体調を崩している時に購入したもの、辛いときに行った場所で撮った写真などは、自分の悪い波動と共鳴していることが多いので、悪いエネルギーに惹かれやすく家の中に入れてしまいやすいのだそうです。なので、買い物はなるべく自分が元気な時、心が穏やかで幸せな状態の時にするといいよ、と言われました。勿論食材などは毎日の事なのでそれは気にしなくていいと思いますが、何時でもいいような洋服やアクセサリーや身の回りのもの等は、できるだけ自分のエネルギーが整っている時に買うようにすると良いとのことでした。  引き出しやクローゼットの中を写真に撮ってセンサーで見てもらった所、案の定体調が悪い時に友達と買い物に行った時の黒いワンピースなどに邪気が入っていました。私は当時ゴシック系の黒い洋服に嵌って幾つか持っていました。くるくる回るセンサーを見ながら「えー、これ気に入っているんですけど、捨てないとだめですか?」(自分のものは執着する私笑)と言ったら洋服の邪気は結構洗濯してお清めの塩をかけ、日光の下で良く干せば抜けるから大丈夫と言われて安堵しました。でもこれから元気になったときに波動が低いもの、自分のエネルギーに合わないものは何となく手放したい気持ちになったりすると思うから、その時は定期的に断捨離するといいよとアドバイスを頂きました。  ある指輪を買って、初めて着けて友達と出かけた日の夜にその指が真っ赤に腫れ上がったことがありました。金属アレルギーを疑って先生に見てもらいましたら、「指輪に邪気が入ってるね」ということで抜く作業をしていただきました。手作りの品だったりすると作家さんが作った時のマイナス感情が入ってしまったりすることはあるかもしれないのですが、そのリングは既製品だったので作家さんのエネルギーが入るってことは考えにくいなと思っていたら、どうやら売っている間にお客さんが触れて入ったんじゃないかということでした。そういうこともあるのですね。その後は指輪をつけても全く腫れなくなりました。  先生にそういった邪気を発見してもらって取り除く度に、体調が良くなる、という事を繰り返していたので、やはりエネルギーというものはあるんだなあ、と物凄く勉強になりました。私達は3次元の物質世界に住んでいるので、「目に見えるものしか信じない」という方々も多くいらっしゃると思います。 でも森林の中や美しい自然の中、「何となくここの空気は澄んでいる、気持ちがいいな」という場所がある一方、暗い廃墟や心霊スポット、雰囲気の悪い場所に「何だか嫌な感じがする、気味が悪い」という思いを抱く事があると思います。その”何となく”という感覚がエネルギーを読んでいるということです。 身体が元気に活動できている時はそういった悪いエネルギーにちょっと触れてしまっても、運動をしたりお風呂に入ったり笑って人と楽しい時間を過ごしたりしている内に波長が合わずに邪気は離れていきます。でも体調を大きく崩していたり、ずっとネガティブな心持ちでいるような時は波長同通でずっと邪気が身の回りにあり続ける状態、そしてどんどん呼び寄せてしまう状態となってしまうのです。  私はまだ体調が悪い時に部屋にドレッサーを購入しようとしていました。ネットで安いアンティーク家具を見つけて、それがとっても素敵に見えたのです。でも中古だったので先生に写真を見てもらうことにしました。ぐるんぐるんと強く回り出すセンサーを見ながら「あーこれは絶対にダメだよ、前の持ち主のエネルギーが入っているから」と先生に言われてしまい断念しました。絶対に必要というわけではない家具を買って体調が悪化するなんて最悪ですからね。 同じ頃、知り合いの人からも家具の邪気の怖い話を聞いたことがあります。ある人がとある素敵な洋服ダンスを中古で買って部屋に置いてから、その部屋で寝ると具合が悪いと感じるようになったそうで、エネルギーを読める方に「そのタンスは捨てた方がいい」と言われて怖くなり、ごみの日に集積所に出しておいたそうなのです。そうしたら、そのタンスを欲しいという方が現れて、「え、でも邪気があるから良くないよな」と思いながら能力者さんに聞いてみたところ、「ああ、その人ならパワーが強くて負けないだろうから譲ってもいいんじゃないか」ということで差し上げたそうなのです。ところが、その貰った方はあろうことか自分の兄弟にそれをあげてしまったらしく、その兄弟がタンスを貰ってから暫くして具合が悪くなり亡くなってしまったということでした。兄弟の方はエネルギーに敏感な方だったのですね…。  この悪いエネルギーとは何なのでしょうか、それは”念”と呼ばれるもの、という解釈を私はしています。今回過去を思い出しながら文章を書いていて、断捨離のやましたひでこさんや、「人生がときめく片づけの魔法」を世界中に広めたこんまりこと近藤麻理恵さんの活動に「あ!!なるほどそっか!」となりました。断捨離をすると運が良くなる、体調も良くなったり人生が変わる、という体感を得る方々が多くいるのは、このエネルギーの法則に則っているからなんだろうな!という気がします。こんまりさんは良く「ときめくものだけ残しましょう」と言っていますね。ときめくもの=今の自分と波動が合っているものであり自分のエネルギーをアップさせてくれるものです。だからそれ以外のものを手放すと家の中がすっきりし、気分も良くなり、運気が上がるのでしょう。書きながら自分の家の中も改めて断捨離しなきゃと思いました笑。要らないものなのに捨てていないもの、使わないのに勿体なくて手放せないものなどはきっとエネルギーが淀んでいて、知らない内に私達の健康や幸せに生きる上での足を引っ張っているのかもしれません。  それから先生は亡くなった方からの形見分けを貰わないように、と口を酸っぱくして言ってくれていました。物には亡くなった方の思いが入りやすいのでしょうね。恐らく普通の状態の人にはそこまで悪影響はないのでしょうけれど、大きな病を抱えていて直ぐに体調が悪化する状態の方や精神的に落ち込みやすいなど様々な影響を受けやすい方なんかは無闇に形見分けをしない方がいいかもしれません。  波動治療を受けていた数年の間に、形見分けエネルギー死闘事件が幾つか発生しました。というのも、私は低いエネルギーに対して超敏感な状態になっていましたが、母なんかは全くもって鈍感で、親戚やお世話になった方からの貰い物を何度か家の中に持ち込んでしまったのです。ある時私の病状が急激に悪化したことがありました。治療に行くと先生は「ん?何か最近家の中に持ち込んだものはない?」と聞いてきました。私は特に思い当たるものが無かったので、特に買い物に行ったりもしてませんし(病状がひどすぎて買い物どころではなかったのです)、形見分けもしてませんし…」と言うと「でも何か受けてる感じだねー」と言いながら、家の間取り図見せてごらん、と言ってセンサーで家の中を探ってくれました。すると父と母の寝室の押し入れの中の一角でセンサーがぐるんぐるん回るのです。母は「ん??何だろう?」と言った感じで真剣に思い出そうとしていましたが分からず、結局家に帰ってから押し入れを探しました。すると「もしかして、これ?」というものを発見しました。それは亡くなった親戚のおじさんのご家族から頂いた海外旅行のお土産でした。何だか気持ちの悪い(貰いものに対して失礼ですねw私は自分の体調悪化の原因がそれなのかと思ったら怖くてあまり凝視しなかったのですが、何だか奇妙なイラストでした)絵が描いてある緑色のTシャツでした。「え、でもこれは形見分けでもないし…」と母は困惑していましたが、兎に角他には思い当たらなかったので、その商品を写真に撮ってFAXで先生に見てもらうことにしました。でもおかしなことに、FAXを送ると先生から「真っ黒で何もみえない」と連絡が来てしまい(この現象にもちょっとぞっとしました、何故真っ黒になるのだろうと)、次の治療の時に実物を見てもらうことになりました。すると案の定、そのTシャツの上でセンサーがぐるんぐるん激しく回ってしまい。 結局、お清めして捨てた方がいいということになり、下さった方には申し訳ない気持ちがありながら、お気持ちにだけ感謝して袋にTシャツを入れ、お清めのお塩とお線香を数本入れてゴミの日に出すことにしました。そうして手放すとやはり私の体調は良くなるのでした。  こういった体験が山ほど繰り返されました。私はこういう事件があまりに続いた時に自分の弱さに対して悩みまくりましたし、同時に「何で私が具合悪くなるのに無神経に色々貰って来ちゃうの、先生にもいつも言われているのに」と母を詰ってしまったことがありました。今思うと自分が出しているエネルギーの所為で引き寄せてしまっている面もあるのですが、母がもっと気を付けてくれてもいいんじゃないの、こんなに死にそうになるくらい具合が悪くなるのに!と周りを責めてしまったのですよね…過去を振り返って母の立場を慮ると、「えー、知らないよー。何でそんなに敏感なの、普通の人には何ともないのに」って感じだよなあと冷静になって思うんですが、その頃は本当に毎日毎日痛みや痒みと戦うのに精一杯の日々で、折角良くなってきても変なものを持ち込まれるせいで良くなれない、という憤りが生まれたりしていました。エネルギーの法則を学んだ今では自分の中にあるネガティブな波動をクリアにしていないから、そういう現実を作り出してしまっていた、ということが分かってきたんですけどね。 振動療法の先生以外にも力のある祈祷師さんを紹介してもらい、頼っていた時期がありました。この方はボランティアで多くの方の相談に乗っている方だったのですが、私の病の原因に親族の浮かばれない魂さんの影響があると突き止めてくださり、その供養も3年かけて行いました。この辺の事情はブログの中に掲載しましたので興味がある方は読んでみて頂けるとよいかと思います。その祈祷師さんの所に行っている期間には体調の悪化以外にも特に物音で見えない存在を感じさせられていました。夜になると寝ている部屋の空間あちこちでパチパチ音が鳴り響き、アピールしてきてるな、という感じなのです。当時はかなり怖かったですが、今では「あ、いるな」くらいしか思わなくなってます。それは長年かけて対処法というか、色々と学んできているからなんですが、兎に角恐怖や不安から自分の意識をそらし、「気にしない」のが一番です。良くやっていたのはお笑いの動画を観て笑うこと、でしたw構っていると余計に来られてしまうので、無視するに限ります。それでもどうしても離れてくれないな、って場合はしょうがないので「天に導く」ということをします。これは誘導の仕方というか、諭し方をお世話になっている方から教わりました。
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