これまでのあらすじ

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(恋愛編) 彩香 小さい頃から逞しい人が好きで、小さい頃から逞しかった祐輔の事が好きであった。 小学校3年の時に勝利の家と一緒に出掛けた時に、勝利から好きな男子のタイプを聞かれ、祐輔の事をイメージして答えた。 その事がキッカケとなり、元オリンピックの水泳で最終選考まで残った父の遺伝子を持った勝利が、水泳を辞めて野球を始める事になった。 中学3年の正月 いつも元旦は親戚の家にも行かず、一条家だけで過ごす習わしになっているのだが、今年の正月は、父が経営する精神科病院と関係が深い、Y病院の院長家族と、都内の寿司屋で夕食を食べる事になった。 その会食は、Y病院の院長の息子と彩香を顔合わせする事が目的だった。 彩香は当たり前の如く拒否をする。 ただし、娘の将来を考える父は、野球で食べていく事なんて出来るわけが無いと、猛反対する。 よく勝利が彩香の親に言っていた言葉を引用して父が注文をつける。 「甲子園で優勝できるほどの投手で、プロ野球選手にでもなれるぐらいの選手だったら認めてやる。」 そんな無理な注文をしてくる父に、怒りはMAXとなり、祐輔を呼び出す。 マンション前で待ち合わせして、父親が言った事を話すと、祐輔は父親が言っているような選手になると誓う。 そして祐輔と彩香は、付き合う事となった。 3月14日(ホワイトデー) スカイツリーの展望台で、彩香と祐輔の唇が重なる。 祐輔は、彩香の温もりを感じる事で、これからの野球に打ち込む力を貰うのであった。 学校は違えど、二人は気持ちを一つにして、甲子園で優勝を目指し、父の出した難題に立ち向かうのであった。 (番外編) (美希) 池岡女学園中等部、莉乃が通う中学校で、莉乃の親友の美希は、学生野球マニアで、有名選手の追っかけをしている。 中学3年春までは、祐輔の追っかけをしており、夏を過ぎて近藤にアプローチをして、美希と近藤は付き合う事になる。 ただ美希は男性経験もまるで無い女学生で、付き合う事の意味は、少々ズレている。 この美希の付き合う事に対してのズレは、後に勝利を苦しめる事になるのだが・・・
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