吸 血 鬼

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肩にガーゼと絆創膏を当てて、アリサちゃんをベッドに寝かした 顔が青白くなってしまったけど、1日ゆっくり休めばすぐに戻るはず 気持ち悪くなったりは多少するかもしれないけど、少し我慢してほしい ちゃんと治るから。 「赤城、体調はどう」 「平気だよ……」 ならいいけど あんまり人に見せるものでもないし、すぐにでも寝て忘れた方がいい 昼間にこんな事が起きるなんて1年前のアレ以来だ。 今回の事はもうすでに上へ話は渡っているはずだし、安心はできないけど いったんは終わりだ。 (さて、そろそろあいつが来る時間だ) と思っていたら、保健室の扉が静かに開いた 先生にここまで案内してもらってよう。 私は大袋に入れておいた死体をタイムに引き渡す 「頼む」 「俺は死体の運び屋かいっての」 七味大武(しちみタイム)社会人2年目の23歳 有名ゲーム制作会社でホラーゲームを作り出している彼は天才という名のバカ 15禁の恐ろしいゲームで映画化まで持っていた有名人でもある
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