吸 血 鬼

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「そーいやお前、新人訓練の中に名前入ってたよな」 うるさい、これに選ばれるのはベテラン。 私より先に入っていたお前が選ばれてないって事は、部隊からの信頼が相当薄いんでしょうね、あーあ可哀想な男 「お前の思ってる事大体分かってんだぞ、たいがい失礼だなお前」 「私の心はいつも、無だ」 すると、私達の間に背の男が割り入ってきた このガタイのいい体は、まさか。と思ったら、本当に本人だったので私達はサッと後ろに下がった (なんでこんなところにこの人が。) 「キミ達、公共の場で騒ぎ立てるとは、部隊のメンバーとしていけないよ」 「きょっ、教授。」 氷室真之介さん、私達は教授と呼んでいる。 大学の教授で、部隊のメンバーでもある 部隊の人数が20人なら、私みたいに外で実戦しているのは6人ほどしかいない。その中でも一番強いのが、教授だ 存在だけで圧がすごい…
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