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1時間目が終わり、生徒たちで廊下は賑わっていた。
私が新人訓練?できるわけない、まず教えることすら分からないんだ
刀の使い方なら第1審査で終わってるだろうし。
「月見里さーん」
私の名前を叫びながら廊下の向こう側から全力で走ってくる赤城
無視して階段側へき曲がった
すると、2階から酷い悲鳴が聞こえてきた
「きゃああぁぁぁ!」と、何人かの声が。
気になって急いで見に行くと、予想外の事が起きていて、息が止まりかけた
外は雨で陽が出てなく真っ暗
ひんやり冷たくて、辺りが真っ黒にくすみ始めた
(昼間なのに、学校なはずなのに。)
どうして感染者がここにいるんだ
「ハァハァ……」
早く倒さないと、誰かが噛まれてしまう
けど、刀は部屋に置いてきてしまった。
「たっ助けて・・・っ!」
雨でも、昼間は絶対に出てこないし人は襲わないはずなのに。
なんで・・・。
そんなことってあるのか?
「え、アリサ、アリサが噛まれた!!」
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