2話

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しばらくするとお昼休憩の時間になり、バスが予定通りお店の駐車場に入って行く。 「先輩、お昼は秋の味覚らしいですよ」 「へー、美味しそう」 「秋は美味しい食べ物多いものね」 「いっぱい食べなきゃ」 「食べ過ぎたらバスの中で気持ち悪くなるよ」 「大丈夫ですよ!」 食べる気満々の鳴海さんを先頭にお店に入る。 課長は別部署の課長と一緒のテーブル。確か同期だったっけあの二人。何か話し込んでるみたいだけど、真面目な顔してるから仕事の話でもしてるのかもしれない。 さっきの事もあって、何となく気になってチラチラ課長を見てしまう。さっきちょっと嫌な言い方になっちゃったな……相手は上司なのに。あんなのサラッと流せるぐらいじゃないとダメだよね。課長もすごく困った顔してたし、この後ちょっと気まずいな……
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