プロローグ

1/1
前へ
/266ページ
次へ

プロローグ

 深夜の国道。車の流れが途切れた。市中を流れる大きな川にかかる橋の上で、薄汚れたワゴン車が一瞬止まった。  ドアが開き、一人の男が無雑作に外に投げ捨てられた。  男の身体は、橋の柵を越え、深い夜の底へと落ちていった。  
/266ページ

最初のコメントを投稿しよう!

188人が本棚に入れています
本棚に追加