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部屋に入って来たのは、3人の男と1人の女だった。
中年の男女と、2人の若い男達。
この構図はまるで家族の様に思えた。
すると、中年男性が俺に語りかけてきた。
「ようこそ、同窓会へ。薮木慎也先生」
「ど、どうして俺の名を……」
「君を招待したのはこの私だからだよ」
背が高く少しだけ白髪混じりだが、髪を纏まってるこの中年男性は終始、ニヤニヤと笑っていた。
そんな男に俺は反抗した。
「てめぇかっ!俺を殴ったのはっ!?早く解けっ!!」
俺は部屋中いっぱいに響き渡るように、奴らに怒声を浴びせたが、全く怯えてなどいなかった。
それどころか、俺に負けないくらいの高笑いを上げた。
「ハハハハハハッ!き、君を解放するっ!?ハハハハハハッ!!解放するだなんて、ハハハハハハッ!!」
中年の男は笑い続けながら、俺の方へと歩み寄った。
「俺達一家がどれほど、この時を待ってたか……あの娘もきっと喜んでくれるはずだ」
中年の男はそう言いながら、1枚の写真を見せた。
その写真に写ってる女子高生を見た瞬間、全て思い出した。
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