救急搬送

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救急搬送

去年秋の夜半に刺さりし心の臓息があがりし死への予感も 死の予感感じることもあまりなく痛み忘れるためとりあえず 息苦し寝ることすらもままならず事故ですか救急ですか問われ ようようと死への恐怖首もたげ現着までの意識保ちぬ 救急のサイレン聞こえこれまででこれほど耳優しい音無し ストレッチャーイチニイサンの掛け声で近隣観衆花道をゆく 安心と痛み振動耐えながら会話の最中意識飛びけり
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