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◆
「大丈夫か?」
白猫くんはあたしに声を掛けてくれる。
「うん。まだ、眠いからもうちょっと寝る」
「そう。それは良かった」
そう言うと白猫くんは教室から出て行った。
あたしは安心して、もう一度深い眠りに落ちる。
なにせ、3日ぶりの睡眠だ。あたしは、もう迷わない。
あたしの渾身の一作『魔法少女みすてぃっく☆リボルバー』。
これで、世界を狙う。
どうしても主人公のキャラクター性に納得がいかず、スランプに陥っていたけれど、もう大丈夫。
主人公は――白髪の男の娘に決定している。
それでは、おやすみなさい。
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