セフレとのひと時

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 佐奈がそう言いながら僕の太腿に右手を添え媚びた体になり色づいた声で、「ごめんね、家に招いておいて私一人で食べるなんて・・・」と言うと、僕は佐奈の右手が自分の股間を今にも弄りそうな気がして、ぞくぞくしながら答えた。 「いえいえ、いいんですよ。」 「そ~お、でも、ケイタ君の分も用意しておくのが常識的な招き方ってものじゃな~い?」 「まあ、そうですねえ・・・」 「ねえ・・・だけど、お母さんに二人分を作らせる訳にはいかないでしょ。だって留守中に男の子を連れ込んでるって思わせたら心配で仕事が手に付かなくなるじゃな~い。」 「はい、だから僕、サナさんに前もって言われた通り家で食べて来たんです。」 「そうね、でもなんか、男の子を招いておいて、これじゃあ、可笑しいなあって思ったから亦、説明したんだけど私の申し訳ない気持ち、分かる?」 「分かりますよ。ですけど僕の方こそ、何の差し入れもなくお邪魔してる訳ですから申し訳ない位なんです。ですから僕に気を遣わず僕に構わず食べて下さい。」
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