第Ⅳ章†異世界新生活†

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第Ⅳ章†異世界新生活†

ん…こ、ここは…目を開くと 天井から垂れ下がる黒幕が見えて… 体を起こすと、大きな ベッドの真ん中にいた! 枕元には七色のガーベラの 花束が添えられてて… あたしはその花束を手に とりながらベッドからおりる。 服は現代世界で着てきた 緋色のワンピのままだけど 右手首と右薬指の付け根にある イバラの痣は色濃くなってた。 石造りの大部屋… 横にある、ベッド用 テーブルの上に花瓶がある。 あたしは手に持ってる花束を花瓶に入れた! 天の声 魔王 デスキッス 『今日は、新しい拠点があるか 探してきてほしい… 昨日、魂はたらふく食ったから とうぶんは大丈夫なのだ。 だが、無理はするな…何かあったら そのイバラに触れて念じろ。 我の助けが必要だとな…』 あたしは頷いて さっそく、お城から出た… 新しい拠点かぁ… そう言えば壊滅した町の向こうに もうひとつ町があるって言ってたっけ。
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