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当惑したといっていい…
私は、単純に、新造さんから、好子さんが、なぜ、水野を嫌うのか、知りたいと思ったから、今日、この米倉の家にやって来ただけだ…
それが…
それが、正造と澄子と、入院中の好子さんを除いた、新造さんの家族全員と、顔を会わすとは、思わなかった…
私は、焦ったが、とりあえず、
「…ご無沙汰しています…」
と、新造さんのお母様に、声をかけた。
ソファに座った、新造の母は、わざわざ、立ち上がり、
「…こちらこそ、お久しぶり…高見さん…」
と、答えた。
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