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未来予測が自分でできない弊害の一つに、執拗に相手に恐怖を持っていることも挙げられました。
例えば音楽の先生にすごく怯えていた件です。
勝手な妄想と思い込みだけが先行して、先生は常に怒っているかもしれない、私を見たら怒るかもしれないとりんちゃんの固定概念が凝り固まっていて崩れない。
その思い込みと、「先生が怒っていないときもあるかもしれない」という想像の欠如が、結果「先生は怖い」で止まっているのではと言われました。
また男子勢にきつく当たられたりすると、翌日学校行きたくないと言うこともあったのですが、これも「そんなに怒っていたわけでもないし、明日になればどうせ忘れていること」程度という考え方が本人にないので、執拗に怖くていやだ、明日も相手は怒っているという思い込みが起きているのではと説明されました。
いずれにせよ、どうして怒られたりキツく言われると跳ね返せないのかを突き詰めると、自尊心の欠如が根底にあると言われました。
とにかく自信が足りないと。
自信が足りないから、どんなことにも自分はできないという思い込みがあって、何もできなくなっているんだと。
できる分野があるのならきちんと伝えて伸ばす。
そして、得意分野で十分な才能を開花させ自信を持たせることができたら、それ以外のことがどうでもよくなるか、それ以外のことにも取り組めるかになりますよと言われました。
だとすれば、親の私たちにも責任大ありだなと思いました。
まだまだ難しいことがいっぱいです。
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