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これらの繰り返しをすること、1週間と少し。
見る間に消えていく髪の毛たちに、とうとう括ることも難しくなりました。
頭頂部を抜いていたのが、前髪になり。
前髪もスカスカになってしまったのです。
すぐさまお願いしてスクールカウンセラーの先生にもお話を聞いてもらったところ、ゆっくり好きなことさせて、疲れないようにさせてあげるしかない。
今年はコロナもあって、疲れてしまってる子が多いから……と。
そんなお話で、特段の打開策を講じていただけるには及びませんでした。
そこで私は、昨年同様に、辛い時には授業から抜けて保健室で過ごすことで授業（りんちゃんの辛いこと）からの回避を考えました。
話を聞いていると、算数や国語、社会の授業でたくさん抜いてしまう傾向があるということだったので、そうであれば抜毛衝動の起きてしまう状況を回避することが良いのではと考えたのです。
髪の毛がなくなって、バンダナで頭をぐるっと巻き込んでみたけれど、全然効果もない。
午後になって髪型が緩んでくると、スカスカ抜いてしまって止まらない。
こうなると、原因そのものから乖離させるべきとしか思えなかったのです。
しかし、担任の先生には難色を示されてしまい、最初の申し出時には
「それは私は違うと思いますけどね！」
と言われ、ガチャンと電話を切られることになりました。
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