130人が本棚に入れています
本棚に追加
/178ページ
私が上司に報告したことを踏まえ、さらに現状の仕事ぶりに少しずつ気が付き始めた上司及び周囲の同僚が、あの人どうしてこんなこともできないの?……と思い始めています。
そしてご本人からは、「以前まで、臭いものに蓋をするように仕事をまともにさせてもらえなかったけれど、今は上司が配慮して仕事を見てくれるの」と喜んでいることを聞きました。
もちろん、私が上司に報告をしていることなど全く知りません。
私は、上司に報告したことが本当に良かったのかとずっと悩んでいましたが、彼女からこのような話が聞けたことで、決して悪いことではなかったと感じています。
そして、見合った場所の見つけ方はとても大切なことだと改めて感じることになりました。
子供たちを、不向きな仕事に就けてはいけないと強く思いました。
彼らは天才です。
以前にも書きましたが、こちらが正解で、そうでない方が不正解なんてことは絶対にありえません。
私たちが天才を理解していないだけだと、私はそう思っています。
現にりんちゃんの、美術方面へ向ける情熱は凄まじいものがあり、とてもではないですが、大人の私でも太刀打ちできないほどのレベルに上がってきています。
彼女は間違いなく、美の方面で大成する人間です。
私のような凡人にはできない、すごいものを作っていくのではないかと私は確信しています。
問題は、凡人の私が天才の才を潰さないように育てることにあると思っています。
凡人が天才を殺す、これが一番合ってはならないことだと思うのです。
最初のコメントを投稿しよう!