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もちろん公表に当たってはりんちゃんの意思も尊重し、理解を得られるように説明してから公表しました。
最初は、自分が髪の毛を抜いてしまうことを、クラスメイト全員に言うだなんて無理と言っていましたが、説明を重ねるうちに分かってもらうことに成功しました。
単純に、自分一人では止められないだろうから、お友達に助けてもらえた方がいいよ。誰もあなたを馬鹿にしたりしないよ。ということを伝え続けただけです。
例えば、病気で髪の毛が抜けてる人がいるけれど、その人を見てりんちゃんは禿げてるってバカにする? って聞くと、そんなことしない! って言ってくれました。
つまり、それと同じだよっていうと、そっか、そうなんだ~と分かってくれました。
自分で抜いてしまうことが止められない。それはそれで、また一つ違った形の病を抱えている。それは治していこうと思わないと治せないし、自分の力だけでは難しい。
伝えるうち、恥ずかしい→治したい、に気持ちがシフトチェンジしてくれたことも大きいように感じました。
そんな紆余曲折あって、保健室へほとんど通う学校生活がまた始まりましたが、その生活も長くは続きませんでした。
先ほども書きましたが、コロナの壁がここにきたのです。
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