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そして早い段階で、私が打ち出したのは「極力一緒にいる時間を増やすこと」でした。
さて、どうするか。
一先ず、思い切って旦那さんに仕事を辞める提案をしました。
辞めるのは私ではなく、夫です。
一時期、俺主夫でもいいわといった発言が続いていたことがあったので、そうであればやってみてもいいんじゃないかと思いました。
しかし、いざ勧めてみたら、お断りされました。
――今は、そこまで仕事に不満がないから。
なるほど。
辞めるのは奥の手でしたので、断ってもらえて良かった。
私の計算では、夫が仕事を辞めて私の扶養に入り、且つ、アルバイトでぎりぎりの範囲を稼いでもらうとして、家事を本気で全てこなしてもらえたらどうにかなるかという算段でした。
しかし、全部家事を任せられるのは無理だ……と、分かったようで、現実を突きつけられたら顔を引きつらせてくれました。
これでしばらく、俺主夫になる! なんて言わないな(笑)……というのは完全な余談話です。
そこで、いろいろ職場を含め相談を重ねるうちに落ち着いたのは、夫は時短勤務にして、早く帰宅する。
私は遅出勤務にして、朝一緒にいる時間を長くする、という方法でした。
そうすることによって、私も夫も、少しでもりんちゃんとふたりきりの時間を作れるようになると考えたのです。
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