個人ではなく学校を頼るべし

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 さて、センターへ行くにあたり、母子手帳をお持ちくださいとの指示でしたので、用意していざ出陣。  ですが、それよりもさらに今の彼女が分かってもらえるだろうと思い、材料として夏休みの宿題ドリルを持っていきました。  全ページ採点して、できていないところを修正もしていない〇×だけつけた状態のドリルです。  これを持っていくことで、どれだけ問題を埋められていないのか。  どの問題なら正解していて、どの問題なら間違っているのか。  それらを言葉で伝えるよりも明確に伝えられると思っての持参。  結果、これらは役に立てたようで、医師等に見せる事前資料としてコピーさせてほしいと言われました。  もし、センターなどの施設で相談を考えていらっしゃる方、もしくは悩んでいる方が身近にいる方は、相談の際のサンプルとして宿題を用意してみることも良いかもしれません。  まずセンター訪問1回目は、母である私だけ行くことになりました。  初めての利用に、ドキドキです。  今まで、わが子のことを何一つ疑っていなかったわけですし、やはり夫が言っていたように少し勉強が苦手というだけで、そこまで疑うようなことでもないのかもしれない。  本当にこんなところに来てしまって良かったんだろうか。  そんな葛藤が芽生えてきました。
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