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検査が決まり、もう一人状況をお伝えしたい方がいました。
それは、くもんの先生です。
学校の授業の進度については、当然気になっていましたが、くもんでの進度についてもどうなっているのか気にかかっていました。
ただ、先生から特にご指摘がなかったので、大丈夫なのかなと思っていたのです。
くもんの先生には、以前から信頼を置いていて、お兄ちゃんが通っていたころも、ずいぶん個人に見合った対策をしてくださる方だと感じていました。
やる気のない時の気分の乗せ方や、宿題をやってこないことが続いた時の対策など、あれこれ立てくださったのもくもんの先生でした。
そこで、くもんの先生(以下、T先生)に面談をしたいと希望して教室へ向かったところ、T先生は開口一番「りんちゃんのことでしょう?」と尋ねてきました。
この一言で、あ……正解だったと思いました。
やはりT先生はよく見てくださっていました。
こちらが、知能テストを受ける話をしたところ
「いずれ受けてもらった方がいいのではと思っていたけれど、お母さん忙しいだろうし、それをこちらから言うのも憚られて、こちらで対応できることをこちらで対応していけばいいと思い、そうさせてもらっていました」
との返事をいただきました。
もうすでに、私のあずかり知らぬところで、対策をしていただいていたことに頭の下がる思いでした。
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