ドクターからの指示事項など

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 だから、書道で嫌になって逃げてしまったり、大縄跳びをみんなで飛ぼうと言われても私は参加しない! と強情に逃げてしまったり。  はたまたやりたくない宿題を、やらずに逃げ切ろうとしたり……ということが続いたのだなと理解できました。  加えて「嫌いな食べ物は食べるのは難しいと思います。いいですよ、食べなくて」と言われてしまいました。  これも、嫌なものを乗り越えようと思わないことに端を発しますが、それよりなにより、味覚が違うと諭されました。  りんちゃんは嗅覚が昔から敏感ですが、味覚も敏感です。  生後4か月の頃に、美味しい桃なら食べるのに、まずい桃だったら口もつけないということがあり、よく分かるんだねぇって感心した記憶がありました。    そのころから、味にうるさい子なんだなと思っていましたが、そのせいか好き嫌いが激しくて野菜はほぼ嫌い。肉も大して好きじゃない、という絶望的な状況が続いていて、毎日食べさせるのに苦心していました。  嫌でもちょっとだけ野菜頑張って食べよう? と一口分だけ出しても、頑として受け付けない。そういう子だったので、食べないのではなく、食べられないのかと納得しました。
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