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しかし、つい最近までの私は、ただただ娘が「怠惰」であると決めつけていたので、何度も何度も同じことで怒っていました。
どうしてやらないの
なんでしないの
はずかしくないの
どうして、嘘をつくの
りんちゃんにとっては、拷問だったかもしれません。
だから、ふと何かおかしいんじゃないか? と気が付いたときには、私には一筋の光に思えました。
もしかして、「やらないんじゃなくて、やれないんじゃないのか?」
だとしたら、私は無理なことを強要しているのではないのだろうか。
そう思い始めたら、たくさんのピースがピタピタと当てはまっていくような気さえしました。
同時に、とても反省しました。
なぜ気づかなかったのかって。
でもそれを言っても詮無いことだと、そう割り切らなければ進めない。
そう思って、ようやく夫に言いました。
「りんちゃん、学習障害かもしれない」
私が娘の障害にようやく気が付いた。
我が家の、今、のお話です。
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