他者理解の壁

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 この件では、先生もなるほど……ということで受け止めて下さったので、3学期はため過ぎない程度に指摘下さると思います。  こちらも、宿題ができているかチェックしつつ、進度を確認していこうと決意しつつ。  とは言え、恥ずかしい言い訳をすると、帰宅してからご飯作って、食べさせてお風呂に入らせて、寝る準備をさせて……の間に、それだけの余力を出せるのか、という問題も正直あります。  心苦しい言い訳をすると、時間がないのも本音。  子供のためだと思うけど、隅々まで配慮できないもどかしさ。  だからといって、仕事を辞めるわけにもいかない。  ベストな対応って難しい。    りんちゃんの学校休みたい問題は、今回以外にも何度もあって2学期はそのたびに悩みました。   ただ、そういった気持ちを打ち明けてくれるようになったので、そこは私とりんちゃんとの関係で良好になったことだとホッとしています。    話始める前に、まず必ず一声入ります。ママちょっと、お話したいことがあるんだけど、と。  今まではそんなことを言われたことがなかったので、こうやって話したいことがあると打ち明けてくれるようになったことは、すごく大きなことです。  それから始まるお話したいことの9割は「明日学校に行きたくない」ということ。  ここで、先に先生から電話で情報がある場合はある程度の想定問答を用意できるのですが、ない場合、もしくは先生にも知らない問題で悩んでいるときにはまず話を理解するところからが大変です。
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