あとがき

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あとがき

「あり余る嘘と空白」お読みくださりありがとうございます! 前作は別の意味(スイーツ的)でも甘々なコメディだったのですが、今作は頭から尻尾までシリアスです……。 お互いを思い合うあまりに終盤まですれ違っていた2人ですが、最後は甘々で終えることが出来ました。「切ない」や「幸せになって」コメント、とても嬉しかったです! 生命医科学部の入った大学キャンパスが舞台でしたが、やや立花視点の三人称で書いていたせいで、なかなか涼風の研究に打ち込んでいる姿があまり書けなかったり……。少し心残りではあります。今話題のPCRとか、細胞生物学をがっつりと履修する学部ですね。 オメガバースものは短編ではちらっと書いたことはあるのですが、長編は今作が初めてです! むしろ長編作品の数が少ない……。今回はオメガが虐げられるような世界観、アルファが権力者である世界観で書かせていただきました。 立花にとって辛い展開が多々あったのですが、その中でも涼風にオメガ性としてだけではなく、段々と恋に落ちて惹かれていく過程を楽しんでもらえていると嬉しいです……! 涼風の下の名前も、すごく気に入っています!(作中では1回も呼ばれてないけど……) 女の子につけることが多い漢字と読みなので、「郁ちゃん」と後輩から呼ばれていたり……。立花視点でも描写した通り、素敵な意味がこめられていたりします。 タイトルにアルファやオメガと入っていないので、タイトルだけではオメガバースとぱっと見で分かりにくい今作ですが、成瀬なつ様に美麗な表紙絵を描いていただき、なんとたくさんの方の目にとまるように……! 感激です! 1ページ目の先頭に表紙の拡大版をのせています。立花や涼風の目がキラキラで表情も堪りません。成瀬なつ様ありがとうございました! こちらの「あり余る嘘と空白」は、2020年 11月22日に大阪で開催されるBL Coordinate(BLC)にて文庫本として持っていく予定です。書き下ろしを追加して製本化に向けて、頑張ります!
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