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「おっ!! どんな男だ!?」
たっちゃんは身を乗り出して聞いた。
カウンター越しの大将の肩も小さく揺れ、チラリと豊作を見ている。
「う〜〜ん。銀髪の2枚目男」
「2枚目か……」
たっちゃんと、大将が眉毛を下げて明らかに哀れんでいる表情をした。
「ロマンスグレーのダンディー男なんだな?」
「う〜〜ん。ダンディ……。年齢は結構いってるかもしれないけど、見た目は20代に見えるからなぁ〜〜」
たっちゃんと大将の目線が迷わず豊作の頭頂部を直視した。
「20代に見える!? たっちゃん、満佐子ちゃんお金とか騙し取られてるんじゃねーーか?」
月人に、地球のお金など関係するはずもない。
「あっ。それはない! お金とか必要ない人だから」
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