りょうside.1

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ランプが消えた。緑の人が出てきた。 「力足りず、申し訳ございませんでした。」 緑の人が深く頭を下げた。 「えっ?なんですか?まゆはどこですか?」 「まゆさんは、お亡くなりになりました。」 まゆが、死んだ…? 「なんかの嘘ですよね。ドッキリですよね。」 「いいえ、事実です。」 緑の人が苦虫を噛み潰したような顔で言った。 「あと、最後の最後に意識が戻った時、まゆさんは、りょうくんありがとう。と一言。」 ありがとうだって…? 感謝しなきゃいけないのは俺の方だ、 俺はその場で周りの目を気にせず泣き崩れた。 俺の心は空っぽになった。
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