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ランプが消えた。緑の人が出てきた。
「力足りず、申し訳ございませんでした。」
緑の人が深く頭を下げた。
「えっ?なんですか?まゆはどこですか?」
「まゆさんは、お亡くなりになりました。」
まゆが、死んだ…?
「なんかの嘘ですよね。ドッキリですよね。」
「いいえ、事実です。」
緑の人が苦虫を噛み潰したような顔で言った。
「あと、最後の最後に意識が戻った時、まゆさんは、りょうくんありがとう。と一言。」
ありがとうだって…?
感謝しなきゃいけないのは俺の方だ、
俺はその場で周りの目を気にせず泣き崩れた。
俺の心は空っぽになった。
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